新日本ヘリコプター株式会社の安全管理に問題はなかったのか?安全管理はどうなってるの? [事故]
事故があったAS332L型機
本日、6日午前10時50分ごろに三重県紀北町紀伊長島区の山の中でヘリコプターが墜落するという悲惨な事故が起きてしまいました。
この事故で新日本ヘリコプター株式会社に勤めるパイロットの阿河吉文さんと整備士の藤本祐毅さんの2人が亡くなったようです。
荷下しが終わり、燃料を入れにヘリポートに帰る途中で送電線に引っかかって事故を起こしたようです。
お2人が勤めている新日本ヘリコプター株式会社の安全管理に問題はなかったのでしょうか?
私の見解としては、見たところ十分な安全管理があったのではないかと思われます。
それはなぜか?
まず社内に安全管理をする為の組織である【安全管理組織】があります。
社内全体で安全管理に取り組む方針ですね。
さらに安全部という安全管理に特化した部署を設けたり
安全衛生委員会、安全推進会議、職場安全会議など
安全に対する最重要な情報、事例などの共有や、未然に防ぐ為の審議などを話し合う場をそれぞれに月1で会議を行ったりしています。
社員への運航の安全管理に対しては、乗組員、整備士などへの定期訓練や審査、また運航の問題点の把握と共有、十分なフィードバック体制など行っています。
さらに社内啓発活動として、安全総点検の実施、各種安全セミナーへの参加、ヒューマンファクターズ講習の受講、作業前における危険予知の実施等があります。
これらの考えうる安全管理と運用をしても事故が起きてしまいました。
原因は、まだ明らかにされていませんが、パイロットの阿河吉文さんは、年数20年、飛行時間が6800時間のベテラン、整備士の藤本祐毅さんは中堅の整備士ですし、当時現場付近の風速は3mほどだったという事なので、もしかしたら慣れが招いた事故なんでしょうか?
もしそうだとしても、事故で亡くなるのは、辛い事です。
私達もヘリコプターではないにしろ、車などを運転すると思います。学生さんなどは、バイクや自転車を運転しますよね?
これらの車両も、少しの気の緩みから重大な事故になる場合があります。
少しのよそ見で命を落としたり、周りを確認しないで進むと人を引いてしまったり、そのちょっとした気の緩みが被害者と加害者の両方の人生を狂わせてしまいます。
その事をしっかり意識して私達も運転しなくてはいけませんね。
2015-03-06 20:33
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